しみとできもの

しみ・そばかす・黒子・いぼなどの治療が可能です。

しみ・そばかすについてはレーザー(光)治療が可能な場合がほとんどです。
黒子と(皮膚腫瘍)いぼ (老人性) については状況に応じてレーザー治療と手術を使い分け治療をします。悪性(皮膚癌など)が疑われる場合は切除して病理組織検査を行い診断を確定します。

◎美容(しみ・そばかす・しわ・たるみ・にきなど)に関する初回ご相談については、併設メディカルエステの『カウンセリングコース』のご予約をお勧めしています。

 しみ 
老人性色素斑 ろうじんせいしきそはん

お肌の色を決定したりシミを作るのはメラニンという色素です。紫外線を受けることにより肌にメラニン色素が作られます。メラニン色素は紫外線から肌を守る働きがありますがしみの原因にもなります。
正常に新陳代謝が行われるとメラニン色素も外に排出されますが加齢などにより新陳代謝の機能が低下するとメラニン色素が皮膚に残りしみとなります。加齢によりシミができやすいのはそのためです。

対処方法

Qスイッチ 半波長QスイッチNd:YAGレーザー IPLなどを病変に合わせ選んで使います。

費用の目安
Qスイッチルビーレーザー (1㎠大) 11,000円
IPL 全顔   33,000円
部分照射 10ショットまで11,000円

※状況に応じてメディカルエステ、外用薬、高濃度ビタミンC点滴ホルミシスオキシルームなどを組み合わせての治療を提案させて頂きます。

 しみ  
肝斑 かんぱん

主に頬の左右対称に出来ることが多くぼんやりと形がはっきりせず、影のように見えるシミを「肝斑」といいます。(頬の他に額・鼻の下などに見られることもあります。)発症には女性ホルモンが関係していますが、紫外線、ストレス、外部摩擦などでの悪化が見られます。
レーザー治療により悪化する場合もあるので、医師の正確な診断のもとで治療を受けることが大切です。
一般的にシミ治療として使用されるレーザー治療は逆に肝斑を悪化させると言われてきましたが、当院で1998年からレジュビネーションとして行っているレーザーピーリングでは肝斑がある方に行っても悪化しないだけでなく、肝斑が早く改善する例も多く見られます。肝斑の状態によっては悪化する場合もありますので十分なカウンセリングを行い治療します。またカッパーブロマイドレーザーレジュビネーションでも肝斑が改善する傾向にありますので当院ではレーザーピーリングとの使い分けを行い治療しています。

対処方法

  • 内服薬(トラネキサム酸とビタミンC)
  • 高濃度ビタミンC点滴
  • 外用薬(HSカクテルクリーム、ハイドロキノン、レチノイン酸)
  • レーザートリートメント(レーザーピーリング)
費用の目安
レーザーピーリング
(ピコトーニング/レーザートーニング)
全顔  22,000円/1回

※状況に応じて内服・外用薬、メディカルエステ、高濃度ビタミンC点滴、ホルミシスオキシルームなどを組み合わせての治療を提案させて頂きます。

 しみ 
炎症後色素沈着 えんしょうごしきそちんちゃく

にきびや湿疹、火傷、擦り傷、虫刺されやかぶれ、レーザー治療の刺激などによって茶色いシミが残る事があり、その症状を炎症後色素沈着と言います。また下着の刺激やアトピー性皮膚炎など常に刺激や炎症がある場合にはそれらの原因を取り除かなければ症状の改善は難しいです。
炎症後色素沈着は他のしみと違い、時間と共に自然に改善しますが、ターンオーバーが正常に行われていなかったり、紫外線を浴びたり、新たに刺激を与えたりすると色が消えるのに数カ月以上かかったり消えずに残ってしまう場合があります。
また炎症後色素沈着は次のレーザー治療の妨げになりますので早期に改善させるための施術をお勧めする事があります。

対処方法

  • エレクトロポレーション、インディバ
  • 外用薬(HSカクテルクリーム、ハイドロキノン、レチノイド)
  • レーザーピーリング
費用の目安
エレクトロポレーション 5,000円/回
レーザーピーリング 全顔 22,000円/回

※状況に応じてメディカルエステ、外用薬、高濃度ビタミンC点滴、ホルミシスオキシルームなどを組み合わせての治療を提案させて頂きます。

 しみ 
雀卵斑 じゃくらんはん(そばかす)

頬、鼻などに小さなしみが点在します。幼少期に発現し思春期までに濃くなる場合が多いです。遺伝による場合が多く再発も見られますので紫外線防御や美白剤の使用などのコントロールが必要です。

対処方法

I2PL
外用薬(HSカクテルクリーム、ハイドロキノン、レチノイン酸)

費用の目安
IPL 全顔  33,000円/回
頬のみ  22,000円/回
部分照射 10ヵ所まで 11,000円/回

※状況に応じてメディカルエステ、外用薬、高濃度ビタミンC点滴、ホルミシスオキシルームなどを組み合わせての治療を提案させて頂きます。

 黒子・できもの 
黒子 ほくろ

黒子の多くは、医学的には色素性母斑という良性のもので、皮膚の悪性腫瘍とは異なります。
黒子は、小さなものはレーザー治療で短期間に治療できます。大きいものや体にできたものは傷の治りが遅くなるのでその後の傷あとが目立ってしまうことを避けるために切除手術を行う方がよい場合もあります。また悪性のもの(皮膚癌など)の可能性が考えられる場合は切除して病理組織検査を行います。
患者様の状態に応じて仕上がりがキレイな治療方法をご提案させて頂いています。

対処方法

  • エルビウムヤグレーザー(炭酸ガスレーザーや電気焼灼に比べ傷あとが小さく済みます)IPL
  • 切除術
費用の目安
Er:YAGレーザー 1回目 11,000円/個
2回目以降 2,200円/個
(瞼や眼瞼縁)1回目  16,500円/個
※眼球保護のためコンタクトシェルを使用します。
多発する首やからだのイボ(アクロコルドン)
33,000円/100㎠

 黒子・できもの 
いぼ (老人性)

いぼにはウイルス性の尋常性疣贅、青年扁平疣贅というものとウイルス性でない老人性いぼ(老人性疣贅、脂漏性角化症)があります。
老人性いぼについては、色の濃いものはIPL照射で改善することが可能です。
色が薄く隆起の大きいものはEr:YAGレーザーが有効です。
ウイルス性のいぼについては、現在当院で治療は行っておりません。

対処方法

Er:YAGレーザー・IPL

費用の目安
Er:YAGレーザー 1回目 11,000円/個
2回目以降 2,200円/個
(瞼や眼瞼縁)1回目 16,500円/個
※眼球保護のためコンタクトシェルを使用します。
多発する首やからだのイボ(アクロコルドン)
33,000円/100㎠
IPL 部分 10ショットまで 11,000円

 黒子・できもの 
皮膚腫瘍 ひふしゅよう

ほくろやいぼといった様に皮膚表面に変化を生じるものから、「脂肪のかたまり」と言われる皮膚の下に出来た固まりで皮膚が盛り上がっているものを皮膚腫瘍と言います。
皮膚腫瘍の原因は様々ですが悪性(皮膚癌など)が疑われる場合は切除して病理組織検査を行い診断を確定します。
黒子は、小さなものはレーザー治療で短期間に治療できますが、大きいものや体にできたものは切除手術を行う方がよい場合もありますので仕上がりが最もきれいな方法をご提案させて頂いています。
老人性のいぼ(老人性疣贅ろうじんせいゆうぜい、脂漏性角化症しろうせいかくかしょう)の中でも色の濃いものはIPL照射で改善が可能ですが色が薄く盛り上がりの大きいものはEr:YAGレーザーを選択する場合もあります。

手術費用の目安
皮膚腫瘍摘出術 健康保険適応
病理検査 健康保険適応
IPL 10ヵ所まで 11,000円
Er:YAGレーザー 1ヵ所 11,000円
同一か所2回目以降処置が必要な場合 2,200円/回