レーザー関係Laser Procedures

ダイレーザー
皮膚良性血管病変治療用レーザー装置
パルス幅可変式ダイ(色素)レーザー
Vビーム

Vbeamから発振される波長595㎚のレーザー光は、血液中のヘモグロビンに選択的に吸収される特徴があります。毛細血管が密集した病変部で、ヘモグロビンがレーザーの光エネルギーを吸収し、熱変換することで血管内壁が熱破壊されて血管を閉塞させる事により治療を行います。
Vbeamはレーザーのパルス幅(照射時間)を調節できる機能(可変式のパルス幅)を有し、毛細血管の血管径に応じた照射時間を適宜設定することが可能です。
また、ダイナミッククーリングディバイス(DCD)機能がレーザーに同期し、レーザー照射直前に寒剤を吹きつけることにより皮膚を保護します。

 

対象疾患

  • 単純性血管腫
  • 乳児血管腫(苺状血管腫)
  • 毛細血管拡張症の治療

Qスイッチ付ルビーレーザー
MODEL IB101

ルビーレーザーの694nmの波長はメラニン色素顆粒に対して吸収が高く、コラーゲン組織やヘモグロビンにはほとんど吸収されない特徴があるためメラニン性皮膚色素疾患の治療に適します。
深在性疾患の場合には、色素顆粒に吸収されたエネルギーが熱変化するため、 正常組織に伝達する時間よりもレーザー照射時間を短くする必要があります。IB101のQスイッチモードは、レーザー光のピークパワーを高くし、 照射時間は熱緩和理論に基づき20nsec.と短く設定するため周囲組織への熱影響を低減するとともに治療効果を上げることが可能です。
短パルスモードを使用して、表在性疾患の治療を行う場合には、パルス幅が(パルス幅を200μsec.とし)メラニンに対する選択性を維持しつつ、表皮のアブレーション効果も上げています。

対象疾患

  • 太田母斑
  • 異所性蒙古斑
  • 扁平母斑
  • 脂漏性角化症
  • 老人性色素斑
  • 雀卵斑

アレキサンドライトレーザー
ジェントレイズ

GentleLase は、レーザーの選択的熱作用により、長期的な減毛を目的としたレーザー装置として、日本で初めて薬事承認を取得した機器です。大口径でハイスピードなレーザー照射が可能となり、パルス幅が可変式となったことで患者さんの肌や毛質に合わせた設定で施術でき、より安全で確実なレーザー脱毛が医療機関において可能となりました。
GentleLase から発振される波長755㎚のレーザー光は、メラニン色素に対して選択的に吸収されやすいという大きな特徴があると同時に青っぽい血管にもよく吸収されるのでダイレーザー治療に抵抗性の青っぽい血管性の病変に応用する事ができます。

Qスイッチ付YAG:YAGレーザー
メドライトC6

メドライトC6は1064nmと532nmの2つの波長を発振し、症状に応じて使い分けることにより、幅広い適応に対応します。1064nmはメラニン色素に穏やかに吸収され、深い侵達深度が得られます。532nmは、メラニン色素への吸収が非常に高く、浅いターゲットに対して効率よく作用します。
さらに、1064nmを低出力で照射する治療法により、従来レーザー治療が禁忌とされていた肝斑を改善することが可能となりました。
Qスイッチとは、ポッケルセルという超高速な電子的シャッター機構を装備することにより、ナノ秒単位の超短パルスで瞬時に非常に高いピークパワーのレーザー光を発振させる技術です。
メドライトC6はQスイッチを採用し、高いピークパワーとナノセカンド単位の超短パルスを実現し、高い臨床効果と副作用の少ない治療を実現します。
Qスイッチを採用することにより、瞬時に極めて高いエネルギーのジャイアント・パルスと呼ばれるレーザー光を放出し、吸収ターゲットであるメラニン顆粒が瞬間的に加熱されます。その際の急速な加熱で生じる光音響効果(Photo Accoustic Effect)によりメラニン顆粒が粉砕され、貪食細胞によって除去されます。
ハーバード大学のRox Andersonが提唱した選択的光熱融解理論は、波長・パルス幅およびエネルギー密度を適正化することにより、周囲組織を温存しつつ病変を選択的に治療する方法論として皮膚レーザーでは広く確立されています。メドライトは1991年アメリカで刺青除去に開発された装置を当院の院長鈴木が1992年に日本に導入し、東洋人に多い青あざ治療に応用しました。メドライトC6はQスイッチを搭載した超短パルスとメラニン色素への吸収特性の異なる2波長を用いることにより、表在性から深在性まで幅広い色素疾患に対し、選択的光熱融解理論に合致した、効果的な治療が可能です。

対象疾患

  • 深在性色素疾患
  • 表在性色素疾患
  • 肝斑

カッパーブロマイドレーザー

578nmと511nmという二つの光を発振します。578nmの波長は赤血球中のヘモグロビンの吸光ピークにぴったり一致します。511nmの波長は一般的に皮膚治療に用いられるレーザー光のなかでは最も短波長であり、メラニンに最もよく吸収されるため薄いしみに対して効果的な治療が可能になります。
当院ではカッパーブロマイドレーザーをマイルドに照射することでリジュビネーションに応用し、美白効果、リフトアップ効果に加え、トラネキサム酸を内服できない肝斑の症例にも安全に照射でき、照射直後から化粧ノリがよいなめらかな肌を実現します。

対象疾患

  • 肝斑
  • シミ
  • ちりめんジワ

IPL
ノーリス/パロマ マックスG

IPLとはインテンス・パルス・ライト(Intense Pulsed Light)の略で、フラッシュランプによる光治療器の総称です。
当院では2000年に日本で初めて某メーカーのIPL機器を用い3週間毎に5回位の繰り返し照射により顔全体のしみや小じわ、毛穴の開き、赤みなどの色むら、化粧ノリなどの改善が徐々に見られる「フォトフェイシャル」を行い、全国的に大変な話題になりました。当院では2002年より別のいくつかの会社のIPL機器を用いるようになりましたので、IPLを用いた施術はI2PL、IPLフェイシャルなど呼称しています。
開発当初のIPL機器はフィルターで不要な短い波長域の光をカットするものでしたが、I2PLは短波長域に加え、余分な熱を発生する長波長域もカットできる、より進化した機器です。当院にはI2PLに加え、血流拡張性病変(赤あざ、赤ら顔)の治療に画期的なヘモグロビンの吸収曲線に対応する波長の光を出す、MAXGという装置も用いています。
光治療I2PLによるフォト リジュビネーションはシミ、そばかす、ほくろ、くすみの改善の他、若返りなどの肌質の改善にも効果が期待できます。術後の絆創膏処置の必要もなく、当日からメイクが可能でダウンタイムがほとんどない治療法として高い効果を上げています。

対象疾患

  • しみ
  • そばかす
  • 黒子
  • くすみ
  • にきび
  • にきび跡
  • 赤ら顔
  • 肌の若返り
  • 肌質改善

ノンアブレイティブ フラクショナルレーザー パロマ1540
アーチサン

パロマ社製の「スターラックス」「アーチサン」「アイコン」などのプラットホーム(土台)に IPL/フラクショナルレーザー1540を装着し使用するレーザー治療機器の呼称です。
凹凸の目立つきずあと治療に使用し、ダウンタイムが殆どなく改善する事が可能です。

対象疾患

凹凸の目立つ傷跡

ダイオードレーザー/アレキサンドライトレーザー/蓄熱式脱毛用レーザー装置/近赤外線レーザー

従来のレーザー脱毛は、メラニン色素の黒い色をターゲットに高出力のレーザーを1ショットずつ照射するためエネルギーが一点に集中し、どうしても照射時に痛みもありました。
また、黒い色に反応するため、毛の濃い方や日焼け肌、地黒肌の場合はやけどのリスクが高いといった問題もありました。
当院採用の機器は波長の長いダイオードレーザーを使用しているので、皮膚の表面に近い部分を通り過ぎてから反応します。毛根ではなく毛穴の一部である毛包にダメージを与えるので、メラニン色素を考慮に入れない脱毛が可能になります。そのため従来のレーザー装置で施術が出来なかった日焼け・地黒肌も脱毛可能、しかも痛くなく施術がうけられ、火傷や炎症などのリスクが少ないのも特徴です。
また、従来の脱毛機の様に1回1回肌に当てながら照射するのではなく、高速で連続して2~3回滑らせるように照射するので、隙間ができにくくまんべんなくレーザーを当てることができるので照射漏れのリスクも非常に少ない事も特徴です。
近赤外線レーザーを用いたレジュビネーションの「ファームアップ」は1300㎚の近赤外線レーザーを用いて皮膚の水分に働きかけ真皮内で熱を発生させ、コラーゲンの収縮と産生を促進し、微細なダメージを与えることにより線維芽細胞の活性を促し真皮コラーゲンの産生を促進します。そのため若々しいハリのある肌とすっきり引きあがったフェイスラインを同時に実現する事が期待できます。メラニン選択性も非常に少ないため色素沈着のリスクが低く、安全性の高いフォトリジュビネーションです。

対象疾患

  • 脱毛
  • しわ
  • たるみ
  • はり・きめの向上
  • むくみやくまの改善

Er:Yagレーザー
アーウィンアドベール

エルビウムヤグ(Er:Yag)レーザーは炭酸ガス(CO2)レーザーに比べて水分への吸収率が高いため熱の発生が少なく施術部位に凝固層が出来にくいという特徴があり「ゴールドレーザー」とも呼ばれています。余分な火傷をおこさないため傷の治りが早く、照射後の仕上がりが美しいのが特徴です。また痛みが少ないため小さなイボなどは麻酔無しで治療を受けることも可能です。(ご希望の場合は麻酔を行う事も可能です。)

対象疾患

  • ほくろ
  • イボ