リストカットや事故の傷あとの治療、刺青やアートメイクの除去を行っています。

リストカットや事故、手術の傷あとを目立たなくする治療です。
刺青やアートメイクの除去をされる場合は使用されている染料を見極め適切処置を行っています。眉やアイラインなどの繊細な場所のアートメイク除去も可能ですので一度ご相談ください。
その他、火傷・ひきつれ・ケロイド（肥厚性瘢痕ひこうせいはんこん）の治療も行っています。

アートメイク除去

ファッションで気軽に入れることも多いアートメイクですが、刺青と同様皮膚に傷をつくり、色素と沈着させたもので自然に消えることが難しい場合もあります。
除去を希望される場合はレーザーを使用することで皮膚に特定の色素だけを破壊し、通常傷あとものこりません。アイブロウなど薄く入っている場合には１回の照射で済んでしまう場合が多く、アイブロウやアイラインなど繊細な部分の除去も可能ですのでご相談ください。
なお、使用している色素によってレーザー照射で変色してしまう場合がありますので、ご自分のアートメイク施術の際に使用された色素を持参していただくと治療をより早く安全に進めることができます。色素の特定が難しい場合は状況によりテスト照射などをさせて頂くことがあります。

※眉のアートメイクの除去の際には眉毛をそってしまう必要はありません。
眉毛にレーザー光が当たらないように極力気をつけますが、当たって眉毛の一部が白くなっても、また黒い毛が生えてきます。

刺青除去

刺青とは皮膚に創傷をつくり色素を沈着させたのものです。以前は、手術以外での除去の方法がなく傷跡も目立ちましたが、現在はレーザーを使用し、正常な皮膚組織にはダメージを与えることなく、特定の色素だけを破壊することができ、通常、傷跡も残りません。
彫り師が日数をかけていれた本格的刺青は取り除くのにも年月を要し、色素によってはレーザーで取り除けないもの、レーザー照射で真っ黒に変色するものもありますので場合によっては切除手術を組み合わせます。

外傷性刺青 がいしょうせいしせい

交通事故や転倒などで擦り傷や切り傷ができたり、鉛筆の芯などが刺さった場合、砂利などの異物を除去（洗い流さないまま）しない状態で傷が治ってしまうと、異物が皮膚に残ってしまい色素沈着をきたします。その状態を外傷性刺青と言います。自然消退することはありませんがレーザ－治療により改善する事が期待できます。

傷あと

（リストカット・交通事故・火傷・手術などの瘢痕はんこんと瘢痕拘縮はんこんこうしゅく（ひきつれ）などの治療を行っています。
リストカットや手術あとなどの凹凸の目立つ傷跡フラクショナルレーザーリサーフェシングで治療します。当院ではエルビウムグラスフラクショナルレーザー『MOSAIC LIMITED（モザクリミテッド)』とCO2（炭酸ガス）フラクショナルレーザー『SmartXIDE Punto(スマートサイドプント)』を使用して治療を行っています。
ひきつれや赤く盛り上がったきずあとには、パルスダイレーザー照射や圧迫療法、シリコンジェルパッド貼布などで治療を行い、保険適用で治療ができる場合があります。

ケロイド・肥厚性瘢痕 ひこうせいはんこん

通常、傷は一時的に赤くなったあと徐々に赤みが引き、場合によっては色素沈着（茶色いシミの様な状態）を起こした後、目立たない傷あとになりますが、一旦治った傷が1～2か月後から赤く盛り上がり、みみず腫れのようになることがあります。その様な場合、肥厚性瘢痕またはケロイドを疑う場合があります。
一般的に肥厚性瘢痕とケロイドを区別するのは困難ですが肥厚性瘢痕は時間と共に色調は退色し、盛り上がりも徐々に平らになり、柔らかい傷となり、適切な治療を行うことで目立たなくすることができます。ケロイドは遺伝的な要因やアレルギー疾患を持つ人に現れる場合が多く、肥厚性瘢痕と違い、傷を超えて正常皮膚まで病変が広がり、痛みやかゆみを伴うことが多く、再発・憎悪を繰り返す場合がありますが治療により症状の軽減が期待できることもあります。